電音の工場ブログ

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2011-02-03

ミキサ (考え中)

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先日以来ミキサのことを考える頻度が高まっている。

以下自分のためのメモ。


というわけで先週の金曜日から、

  1. その昔『サンレコ』に載ってたおーつかセンセの「プロフェッショナル・クラフツII」という卓製作記事
  2. Douglas Self の ‘Small Signal Audio Design’
  3. MACKIE の 402-VLZ3802-VLZ3 のマニュアル

を読んでいる。

ミキサ - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ

やはり上記の本は外せないね。


仕様は考えるごとにうつろっていくのだけど、モノのチャネルインプットについて、

  • Lineのみ、MICアンプ無し
  • →Head Amp(-10dB~+20dB)→HPF→3-band EQ→Fader→Pan→MAINバス(L/R)
  • 3-band EQは Baxandall型

ってあたりまでは確定。

秋月で NJW1159D というのが -95dBまでいけて 4個450円(1個に2ch、DIP品)、といい感じだったのだけど、THD+N 対 入力電圧レベル の特性を見て LM1972(秋月で1個300円、表面実装部品)のほうが高いレベルまでいけそうだったので LM1972 を使うことに仮決定。のちに財布と相談する。

チャネルモジュールごとになるべく閉じる というのを基本の考えとする。だから Head Amp と HPF off、EQは手動のコントロールを付ける。それもチャネル毎に。Fader/Panpotその他AUX送り量 とかはディジタルコントロールの電子ボリュームを使い、この部分のコントロールサーフェスは1系統を切り替えて使う。全体集中コントロールのCPUから全電子ボリュームに情報を送ると面倒なので、チャネルストリップごとにサブCPUを置いてチャネルへは粒度の粗い制御を行う。“ch1 mute” とかね。

しかし、バスの構成はいまだに固まりきらない。

モノのチャネルインプットモジュールで、Fader, Panpot, AUX(PFL), AUX(AFL) とすると必要な電子ボリュームの数は Fader(1), Panpot(2), AUX(PFL)(1), AUX(AFL)(1) で 5回路 となる。ICには2回路ずつ載っているのでひとつ余る。なにに使いましょ… というのと、solo や mute の実現の仕方など相まって固まりきらないのだ。

  1. AUX(AFL)をステレオ(L/R)にする
    • soloバスは別に設ける、muteは電子ボリュームを一時的に一斉に絞る
  2. ALTバスを設けてFaderにパラってALTバスに落とす
    • ALTバスは外部出力する
    • solo時はCRM*1でALTバスをモニタする
      • チャネルのALTバスへのFaderが落ちていたら上げる(0dB? Unity?)
    • CRMをMAINに持っていくときは、ALTバスをsumしたらMAINからのルートはネグる(切るか絞る)必要がある

あと、つれづれ。

  • 電子ボリュームのミュートが -104dBとかあるのだけど、これを信じてアナログスイッチ無しで信号を切り替えてもいいものだろうか
  • Unityは -2dBu でいいかな
  • Soloって出すときは、ATT 0dB でバスに出すべきなのか or Unity でバスに出すべきなのか

ミキサ回りは勉強すればするほどいろいろと未知のことが出てきた。難しい。楽しい。


Small Signal Audio Design

Small Signal Audio Design

  • 作者: Douglas Self
  • 出版社/メーカー: Focal Press
  • 発売日: 2010/03/16
  • メディア: ペーパーバック

*1:Control Room Monitor

おーつかおーつか2011/02/03 14:21Soloはレベルも含めてわかったほうがいいとおもいます。アナログ卓ならフェーダが「0」の位置(-3dB)のレベルで出てくるのが好ましいかと。
外部のエフェクタ類を使うか使わないかでAUXバスの仕様は変わってくるでしょう。使うなら沢山あったほうがいい。エフェクタをステレオで使うのなら、バスもステレオで。その他、メインバス以外にも、ステレオバスが1本あると、なにかと便利でしょうね。
やってみないとわからないけど、VCAのミュート-104dBって信じられないような。。
FET2個で切る方が安全ではないでしょうか。

ChuckChuck2011/02/04 08:21アドバイスありがとうございます。もろもろ了解です。
Unityゲインは -3dBu にするのが一般的なのですか? 私は内部基準レベルを -2dBu にしておけば出すときに +6dB アンプって +4dBu基準になるかなぁなどと考えていました。
使う状況や作りきれるのかといったところから入力4chぐらいで考え始めましたが、仕様が膨らんだり萎んだりして忙しいです。ディジタル通信を使って4~8chぐらいにできるなどという構想をぶち込んでしまったのでバスの仕様が決まりきらなくなってしまいました。
エフェクトは空間系ディジタルマルチをモノsend-ステレオreturnでの使い方が私の状況では一番ありそうですが、チャネルが増えたらステレオsendや複数sendしたくなりますよねぇ… ああ、決まらない!(だがそれが楽しい)

おーつかおーつか2011/02/04 17:21うふふ、悩んでますねぇ、決まらないですねぇ。 今が一番楽しいんですね。あれやこれや妄想いっぱい。私もフリップ付きの8Tr用ミックスダウン卓を構想してますが、いろいろくっ付く過ぎて、これは多分完成しないでしょうね。
Soloのレベルは絶対レベルではなくて、もし仮に、そのチャンネルをフェーダ位置0で今ミックスしたら、というレベルです。アナログ卓なら-3dBになりますから、そのレベル、ということです。デジタル卓だと0は突き上げ状態になるので、もしかすると減衰無しの0dBでもいいでしょう。要は、ハッキリくっきり聴こえればいいのです。

ChuckChuck2011/02/14 10:15ありがとうございます。soloレベルはなんとなくどう在ったらいいかわかってきました。
panpotもよく考え始めると、-76dBの電子ボリュームをLとRに使うとしても、センターが -6dBずつで重なるようにしたらどのようにツマミ制御を電子ボリュームに渡したらいいのかとか悩み始めました。

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2011-02-02

BBDドライバその後

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BBDのドライバの方は実機フランジャのCP周波数を測定しようということにして、しかし部屋が片付かないのでペンディングしている。今は作業するだけの土地がとれない…

実は来週信号処理関係者が集まって巣鴨でうだうだと遊ぶ会が開かれる予定なので、その場にフランジャコーラス(今手元にあるのはYAMAHAのPSE01シリーズのだな)を持ち込んでオシロを借りてその場で測ろうかと…

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2011-01-30

BBDドライバ w/ LFO さらに

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ATtiny25/45/85内蔵のTimer1を使い、分周器のついた8bitのカウンタをPLLクロック(64MHz)で動かして、15Hz~16MHzまで矩形波生成できることがわかった(速報 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ)。さらに検討を進める。


前回こんな図面を出した。

とりあえずPCKの分周比とトグルモードのPWMにしてBBDドライブ用のパルスを生成するとこんな感じの周波数になりそうですよ、と。

f:id:Chuck:20110125160403p:image 大きいサイズはこちら

BBDドライバ w/ LFO - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ

これは分周比をパラメータ(1, 2, 4, 8, 16)にしてOCR1C値(0~255)に対応するクロックパルスの発振周波数をグラフ化したものだ。logスケールで線形となっている。ちなみに分周比はさらに32, 64, ..., 16384 とすることができて、最も分周すると15Hzまで作ることができる(分周比16384)。


グラフの一本化

パラメータ化されたままでは逆関数の定義ができないし扱いづらいので、定義域をひとつに、グラフを一本化した。

入力を 0~4095 の 12bit に範囲拡張して以下のとおり定義域を場合分けしている。

入力範囲 IN分周比OCR1C値
0~255 (IN[11:8]=b0000)10~255 = IN[7:0]
256~511 (IN[11:8]=b0001)2128~255 = IN[8:1]
512~1023 (IN[11:9]=b001)4128~255 = IN[9:2]
1024~2047 (IN[11:10]=b01)8128~255 = IN[10:3]
2048~4095 (IN[11]=b1)16128~255 = IN[11:4]

これで散布図を描くと以下のようになる。

f:id:Chuck:20110131073422p:image 大きいサイズ

実機でも16MHzまでの発振を確認したが、まぁ、実際使う発振域は 10kHz~1MHz ぐらいでしょう。

ディジタル設定なので得られる値は離散的なものになります。16MHzの次は10.7MHz とか 1MHzの次は969.7kHzとかですね。ある程度OCR1C設定値が大きいほうが値間隔が細かくなります。分周比が1以外のところでは、入力範囲が分周比に応じて飛び飛びになる。例えば1024の次は、ここは分周比が8の領域であり、1032になる。入力範囲は表中のルールで丸められる(510も511も、分周比2、OCR1C値255となる)。

ところで当初使えると思っていたトグルは ATtny25/45/85 の Timer1 の CTC な PWM では使うことが出来ないとわかった。ということで、Fast PWM にせざるを得ないが、これにともなって duty 50% が保証できなくなる。ざっと10kHz~1MHzの範囲で 50%~50.77% になります(duty 最悪値は分周比1、OCR1C=64、OCR1A=32とした984kHz)。これもあまり問題にならないでしょう。CP1 と CP2 が同時にONして、アナログスイッチが筒抜けになることのほうが(音的に)イマイチでしょう。


入力設定値 対 得られる遅延量

クロックパルスの周波数で考えてもピンと来ないので、実際にBBDに適用したときの遅延量(単位 秒)を表してみた。

f:id:Chuck:20110131073424p:image大きいサイズ

入力設定値と得られる遅延量の関係は線形となっていることがわかる。

グラフ中で入力設定値の定義域は16~4095とした。入力設定値16はCPでは2MHzにあたる(その時の遅延量は1.024msec)。入力設定値4095では約260msecの遅延量が得られる。

入力設定値の分解能が最も細かい(分周比が1だから)定義域を16~255とした部分を拡大表示してみると、次の図のとおりとなる。入力設定値255では遅延量は16.32msec となっている。

f:id:Chuck:20110131073423p:image大きいサイズ


得られたグラフの逆写像を利用して、どれだけの遅延量が欲しい時の設定値はいくつにすれば良いか、ということがわかる。

今後は、実際のエフェクトで必要な遅延時間とその変化の度合いを調べ、マイコンで生成できるようマッピングアルゴリズムを考えていく。


ところで精度の話

今回のクロックパルスの生成は ATtiny85 の内蔵PLLに依っている。内部RC発振したものをPLLで逓倍して64MHzが出ているので、温特やら電圧特性やら影響を受けて発振周波数は変化するものと思われる。


ついでに電流値

ICEを接続した debug可能の状態、CPU停止、PLL/PWM系が動いている状況で実測 消費電流は12mAだった。debug可能状態では電流が多めに出るらしいとは聞いているが、現状こんなものということで。いずれ debug wire disabled の状態でも測ってみる。

2011-01-29

速報

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ATtiny85 で 15Hz ~ 16MHz の矩形波生成を確認した(うちのオシロだと16MHzは鈍っているが)。二相のパルスが出力でき、さらにデッドタイムも付けられることも確認。しかもこれらはペリフェラルだけで出来て*1CPUはまるまる別のことができる。これならじゅうぶんBBDのドライバになると思われる。

あとは実際のコーラスフランジャに適用するなら Frequency / Depth / Manual と 生成パルス幅 とのマッピングを考える必要があります。

*1CPUが止まっていてもOK

おーつかおーつか2011/01/30 16:21素晴らしい!!
せっかく作っていただいたアンチログ出力付きLFOですが、これに期待して、組み込みはちょっと待ちます。なんつってもドライバが不要になるのが魅力!
16MHzまでは要りませんよ。多分BBDは動かんでしょ、高すぎて。
これまでの機材では、BBDクロックの最高は1MHzでした。だから2MHzくらいまで、矩形波がきれいに出れば、まったく問題無しです。
2MHzならナマらないですよね?
嬉しいな嬉しいな、っと。

ChuckChuck2011/01/31 11:54どうもです。1MHz、2MHzはしっかりした矩形波でしたのでイケルと思います。あとは揺する値範囲と揺すり方をどうしたものか…

2011-01-26

BBDドライバ w/ LFO

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BBDドライバ with LFO が、机上検討ではなんとなくいけそうな気がしてきました。


きっかけはtwitterだった。

Ganさんが、

synth-diy ML にウェーブテーブルオシレータつくるぜスレッドができててすげー面白そうなんだが…

Ganさんのツイート: "synth-diy ML にウェーブテーブルオシレータつくるぜスレッドができててすげー面白そうなんだがもう昼に切り替えねばならない。あと15分でメシおわらせてシャワーあびてヒゲそらんとならん"

とツイート*1していたので見てみたところから始まる。

最近目が疲れるので英語は苦しいのだが、ざっと1分でスキミングした理解によれば、ROMに波形データ書いておいて、MIDIノートのピッチに合わせて回して読みたい、マイコンを使いたいということのようだった。クロッキングはどうするんだ?というあたりから話がそれたのか、アセンブリ言語だ、FPGAだという話にも飛んでいた。残念ながらフェーズアキュームレータでDDSという話には行かなかったようであったので、私としては追跡をやめた。

いやー、ときどき読むデータを飛ばさないと高音で苦しいでしょう。真面目に1周期分のROMテーブルを全部読み出していたら高音ではずいぶんと高速クロックになってしまう。どうしてもやりたいならマイコンからはピッチ周波数を出して1周期分のアドレス数だけPLL LSIで逓倍したクロックでカウンタ回してアドレッシングするのが無難じゃね?とか思うわけであった。

しかしこの問題は、実は、私にも無関係とは云えない。

とはいえATtiny45BBDドライバを作ろうとすると似た問題に当たるんだよね。

Chuck Timberさんのツイート: "とはいえATtiny45でBBDドライバを作ろうとすると似た問題に当たるんだよね。 RT: @dennon_no_kouba: スキミングしてみましたが「うーん」な感じでした。 RT: @analog20: synth-diy ML にウェーブテーブルオシレータつくるぜスレッドが&quo

BBDモジュール - 電音の工場ブログ - E-MusicグループシンセBBDモジュールについて言及したが、そのなかでマイコンBBDドライバをできないかという点にも触れており、コメント欄でも燃料を投下していただいていた。記事を書いた時点では 10kHz から 1MHz までをひとつのスキームでやるのは難しいという印象だった。すなわち 分周したクロックアウト のやり方と タイマで割り込んでポートをON/OFF というやり方を発振周波数によって切り替えることになるかなぁと考えていた。

が、ちょっと考えればわかることだったが、Timer1 を PCK*2で動かして CTCモードにしておけば OCR1Cの値をトップ値としてカウンタをリセットできる。PWM A/B をトグルで使えば64MHzのクロックをカウントしてパルスを出せるはず。タイマに供給する PCKの分周比 と タイマクリアのトップ値(OCR1C) と コンペア値(OCR1AまたはOCR1B)をテーブル管理して、LFOの周期でゆすりながらPWMしてやれば 10kHz~1MHz が生成できるかも。PWMの波形生成はトグルモードにしてやれば値管理も楽。しかも OC1A/OC1A_n の二相出力だし、dead timeも付けられる。これらは全部マイコン内部のハードウェアモジュールがやるのでソフト側ではLFO関連処理に集中できる、と。

とりあえずPCKの分周比とトグルモードのPWMにしてBBDドライブ用のパルスを生成するとこんな感じの周波数になりそうですよ、と。

f:id:Chuck:20110125160403p:image 大きいサイズはこちら

さっそくテスト用にコードを書き始めました。

目下の問題は、LFOの周波数だけじゃなくて Depth と Manual もマイコン側で演算しないといけないね、というところ。幸いにも ATtiny48/85 は A/Dコンバータが豊富なのでピン数は足りる。ていうかぎりぎりぴったり。A/D 3本(Frequency, Depth, Manual)、CP1/CP2 (OC1A, OC1A_n)、電源、GND、RESET。8本ぴったり。

Depth と Manual の変化幅も問題で、結局 美味しい値はどうなのか、そのときクロックパルスはいくつだったらいいのか、といったあたりを探らなくてはいけません。

とりあえず手元にケースが壊れてなかばジャンクのYAMAHA PSE01シリーズ、FL-01 があるのでオシロで当たってみましょうかねぇ…

*1:twitterのstatusを引用するのに良い はてなモジュールはないのかしら?

*2PLLクロック、最高で64MHz

2011-01-25

ミキサ

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ちょっと前にこんな記事を書いた。YAMAHA PSE01エフェクタを集合させるシステムボックスが欲しいという話である。

しかしその中身は、と考えるとトポロジが決まらないので先に進めない。エフェクトの順序入れ替えやマトリクスなどを投入すればそれはミキサのような何かだと思われる。

ところで筆者はエフェクタを弄る一方でアナログシンセもいじっているわけだが、常々気になっていたことがある。

作ったアナログシンセをデモするときに自作のパワードスピーカに突っ込んで音を出すだけ、なのである。シンセを複数系統で音を出そうとすると(今のところうちの機械は重いんでなかなか機会がないが)、10Vppの世界で(すなわちアナログシンセのモジュールで)ミックスしたものをやっぱりパワードスピーカから音にすることをやっている。

エフェクト掛けにくいじゃん、ギターやマイクや伴奏をミックスしたいじゃん

つまるところtakedaさんのこちらの記事 beatnic.jp : ページが見つかりませんでした を読んだらなんか異様にミキサを作りたくなってしまったのである。4chぐらいでいい。PSE01集合ボックスの敵をミキサで。

というわけで先週の金曜日から、

  1. その昔『サンレコ』に載ってたおーつかセンセの「プロフェッショナル・クラフツII」という卓製作記事
  2. Douglas Self の ‘Small Signal Audio Design’
  3. MACKIE の 402-VLZ3802-VLZ3 のマニュアル

を読んでいる。

実は 802-VLZ3 は3万円前後、402-VLZ3 は17000円前後なので、頭の良いヒトなら「自作するよりも買ったほうが結局安い」ということがわかると思う。手間ヒマまで考えるとね。

しかしまぁなんとなく作りたくなってきてしまったので作ろうと思う。とはいえそれなりに大物だからほんとに手が動き始めるのか、完成するのかははなはだ不明。

やるならディジタルコントロールのアッテネータ(以前記事に書いたLM1972)を使うことだけは、とりあえず決めた。

あとは流動的だけど今のところは以下のような仕様(図に描けよ>オレ)。

  • Main L/R, AUX(PFL)*1, AUX(AFL)*2 の4バス
    • AUX(PFL)、AUX(AFL)を切り替えてどちらかをAUX send
    • Solo と AUX(AFL) の兼用を考える
  • 2-モノチャネル
    • Lineのみ、MICアンプ無し(当初外付けとする)
    • →HA*3LPF→3-band EQ→Fader→Pan→バス
    • 3-band EQは Baxandall型 (オペアンプ1個で済む)
  • 1-ステレオチャネル
    • →3-band EQ(stereo)→Fader→バス
  • 1-ステレオリターン
    • →Fader→バス
  • CRM*4に Tape in (今時なら iPod inと云うべきか)をミックス
    • CRMをMain L/Rバス送りできるようにするべきかどうか
  • なるべくツマミとフェーダとスイッチは減らす
    • HA gain と LPFスイッチ と EQ は必要なだけ持つ
    • Fader、Pan、AUX、Solo は ディジタルコントロールなので 1-チャネルストリップだけUIを持って切り替えて使う。Faderはメインミックスも兼用
      • 切り替えボタンはチャネル分持つ

こんなところ。


いや、しかしここまで書いておいてアレだけど、ヘッドルームとかユニティとか電圧バジェットとかどうしようとか考えたら、先に基準レベルを出す発振器とレベルメータを作ったほうがいいような気がするな、うん。

発振器はともかくレベルメータは難しそうだけど…

*1:PreFader Listen

*2:After Fader Listen

*3:Head Amp

*4:Control Room Monitor

おーつかおーつか2011/01/25 12:49ブロック描いてると夢(妄想)は際限なく拡がり、収集がつかなくなってしまうのです。経験から。
どこかでスパッと割り切らないと実製作に入れません。経験から。
恐怖の角穴! 私は逃げます。
レベルメータは無くてもいいかも(必要なら後付)。シグナルインディケータとピークLEDだけでどうにかなりますよ。
でも、面白そう。期待してます。

ChuckChuck2011/01/26 07:45おーつかセンセ、コメントありがとうございます。
「際限なく拡がり」← ちょっと考えてみただけで理解しました。ミキサの構想は楽しすぎる。楽しみすぎると実装は苦しすぎる… 
きっとおそらく各種表示用にキャラクタLCDを付けると思いますので、そこにソフト的には2~4chレベルメータは載せられると思います。LEDのほうが視認性がいいとか RMSコンバータどうするとかいう課題はありますが…

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2011-01-19

BBDモジュール

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シンセ用にBBDモジュールをいつか作りたいと考えていて、ここのところBBDに気が向いたのであらためてデータシートを眺めている。とりあえずターゲットは MN3007(1024段BBD)。家にいくつかストックがあるので。

コーラスにするというよりは微妙に遅延させた波形を加算してフィルタ的な色付けをすることが目的で、どういう回路がいいのかいまのところ検討もつかない。というわけでよく見る回路よりもぐっとシンプルにして、まずは遅延部分+制御部だけで実験してみるのでいいのではないか。最終型でも、

  • 前後のアンチエイリアシングフィルタは無し、あるいはモジュラシンセなんだからVCFを使えばいい
  • 原音ミックスやフィードバックも外にミキサをつければいい

ぐらいに割り切りたい。

ちなみに-15V電源のBBDでも入力信号は 1.5Vrms までという仕様なのね。シンセの波形ならレベル調整しないと… その割にはVo―Vi図では-10dBm~+10dBmまで入れてて、+7.5dBm過ぎたあたりから歪んでいるご様子。なるほど、BBDで歪ませろと…(言ってない)。


それはそれとして遅延量は電圧制御したいところだ。

そうなってくるとドライバLSI MN3101 を電圧制御で使うのだろうけど、これもまぁ探せば回路はあるはず…

と、BBDの参考書についてはその昔記事を書いたことを思い出した。

  1. BBD回路リソース - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  2. BBD回路リソース (続) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ

とくに後者は強力*1。これらの本さえあれば勝てる、じゃない書ける(回路を)。なければオークションで、オークションで負けても図書館で。

他にもこんな記事も。

MN3101 は出力の二相クロックのデューティもいい具合に調整されているらしいという話も聞くのでドライバにはMN3101一択!(MN32xx系BBDにはMN3102ね)って感じなのだけど、マイコンで出来ないものかなと。

先日おーつかセンセにお渡ししたLFO(LFO for FX 完成 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ 参照)もBBDドライバを揺するためのものだったわけで、LFOBBDドライバを一体化できてしまったらいいのになぁと思うわけです。

CPLDとかハードウェアの分周器を使う手もあるがここは一般部品率を高めたいので、例によってしばしば使うマイコン、ATtiny85でシステムクロック16MHzとするとして、MN3007の動作条件の10k~100kHzということであれば、800~80クロックに1回ポートをトグってやればいい計算になる。LFOの更新処理をゆっくりとやれば80クロックに一度割り込まれてもまぁなんとかなるかなぁ… 100kHzよりも倍・4倍速いクロックパルスでBBDをドライブするとなると難しくなってきそう。クロックの振幅も15Vスイングしないといけないようだし。

とりあえずBBDモジュールを作る際にはマイコンドライブも視野に入れることにするか。

*1BBD関連記事の著者は第8回アナログシンセビルダーズサミットにお見えになった初恋天使さんです

analoganalog2011/01/19 13:11LFOとdriverがマイコン化されるとflangerも相当シンプルになりますね。3207でチャレンジしてみたいです。

おーつかおーつか2011/01/19 14:18BBDクロックは1MHzていどまで充分いけます。1024段だと最短ディレイ時間は5msでしょ。もっと短くても面白い。
2相クロックは、まあ専用ドライバがいいけれど、普通の50%デューティーでも大丈夫(っていうか、問題なし)。
BBDでキモなのはバイアスだけです。合ってればとりあえず音は出ます。
後段のフィルタは、やっぱりあったほうがいいと思います。波形を見ると卒倒しそうになりますよ。
そうです! どうせマイコン使うなら、BBDの直接ドライブがいいかもしれない。と、また新しいリクエスト?

ChuckChuck2011/01/20 07:13コメントありがとうございます。いつになるかわかりませんが「LFOとドライバでマイコンひとつ」にチャレンジしてみたいと思います。
発振周波数は対数軸で直線になるように揺すればいいのでしょうか。
しかし1MHzの生成となるとグンとハードルが上がりますね。波形生成できてもLFO部が動けなさそう、15Vスイングにするにもオープンコレクタだと1MHzが大変そう…など。遅めのクロックパルスを生成してCMOSの4046でPLL逓倍したくなってしまいます。
まずは単体でどこまで行けるか取り組んでみます。

ChuckChuck2011/01/25 10:56[メモ] Timer1をPLLクロック(PCK)&CTCモードのPWMで動かして、タイマに供給するPCKの分周比 と タイマクリアのトップ値(OCR1C) と コンペア値(OCR1AまたはOCR1B)をテーブル管理して、LFOの周期でゆすりながらPWMしてやれば 10kHz~1MHz が生成できるかも。PWMの波形生成はトグルモードにしてやれば値管理も楽。
しかも OC1A/OC1A_n, OC1B/OC1B_n と二相出力が2系統で、dead timeも付けられる。

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2010-01-06

プログラマブル・エフェクタ・スイッチャ

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ブログで呟いてみる。

プログラマブル・エフェクタ・スイッチャ の新作を考えていますが、どんな仕様がいいですか?

この設計・製作の過程は、文章化して改造バリエーションを追記してWEB記事か紙媒体に載るかもしれません。

twitter で呟き返していただいても構いません。> @dennon_no_kouba

なんかハッシュタグつけた方が良いかしら。

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2009-04-08

Roland A-880的な話

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昨日は手元の MIDI Timepiece II (MTP2)をどうしようか、ということを書いていた。

Mac/PCからUSBで出して MIDI Timepiece AV(USB) (MTP AV(USB)) で一次受けしてネットワーキング増設に RS-422 な MTP2 が使えるということではあるようだが、そのMTP AV(USB) を買うお金がないということなので、ありえないプランである。

売るか! と思ったら1千なにがし円で売れずに回っている様を目の当たりにしてしまった。なんだよインテリアに最適って。

でもけっこう立派な面構えだし、何もせずに捨てるには惜しい。なにか改造のベースに使えないだろうか。なんといっても、8-in/8-outのMIDIジャックがあって、ロータリエンコーダが4つもあってスイッチもLEDも液晶ディスプレイもついている。電源もね!

そうだ、今は亡き Roland A-880 的な MIDI Router はどうだろうか。

とりあえず中を開いてみた。

f:id:Chuck:20090408043906j:image うわなんだこの部品点数の多さは。

f:id:Chuck:20090408043905j:image MTP2のuC。6502ですかな。

f:id:Chuck:20090408043907j:image MIDIプロセッサというのが載ってる。何者?

6502なら何とかなるような気もするけど、解析するとかそういう部分をすっ飛ばして(MIDIプロセッサまわりがわからないし)、電源・筐体、機構部品と表示デバイスとフォトカップラを利用させていただくというのはどうかなぁ。

8×8のMIDIのプログラマブル・ルーティングを基本として、他に何があると嬉しいか、マージャ? MIDIモニタ? MIDIフィルタ? 本当に着手するかどうかはともかく、仕様を練っていくことにしようと思う。

ああ、捨てられなくなってしまった。

ところで A-880 って、MIDIの信号の切り替えにはどんなデバイス使っているんでしょうか? アナログスイッチ?

geniegenie2009/04/08 15:09同じく私もMTP2の蓋を開けてみて、そのまま閉じてます。Macのシリアルもどき信号を外で作って食わしてやる以外使い途がないのかなーと・・・。

所長所長2009/04/08 19:06早速A880をあけたボキがきましたよ~

あけてびっくり玉手箱・・・・


スカスカ


詳しくはWebで・・・ってすでにWebだおw

ChuckChuck2009/04/09 10:03詳しく!

ChuckChuck2009/04/09 12:01genieさんも開けていましたか。けっこう部品が詰まっていて、なんか回路を入れようにも土地がなくて天井が低い感じです。部品を抜こうかな。

所長所長2009/04/09 20:28echo: make web page
echo: http://www.janus53.com/~z80/index.php?Roland%20A-880

ChuckChuck2009/04/10 08:23ありがとうございます。
MIDIの受けにフォトカプラ使っていない、のか?
こっちもこっちで、このQFPっぽいやつがスイッチングしてると見てよさそうですね。
一般的に、50kbpsぐらいの速さの信号をスイッチングするには何がいいんでしょうね。まじめに74HCで組むか、付録のCPLD/FPGAを使うかなあ…

みつばむしみつばむし2009/04/10 22:10 音楽環境の再構築が進んでいるよーで何よりです(^_^)
 SHARP PC9D10がフォトアイソレータだったよーな気がします。

ChuckChuck2009/04/11 08:04コネクタ側の基板にフォトカプラらしき薄緑色の部品がありますね!
音楽環境の再構築は、懸案のUSB or Firewire オーディオインターフェース の購入資金のめどがまだ立っていません。お小遣いためなくちゃ。

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2009-04-04

takedatakeda2009/04/03 22:01み、みなかったことにしよっと。

所長所長2009/04/03 22:31これは大人買いしろという暗示か?

もあもあ2009/04/03 22:33これはどんな読者を想定しての企画なのでしょうかね。。
これまでのものに比べて、ぬるい気がします。

一庵一庵2009/04/04 01:01アナログシンセ華やかな時代、ディジタルシーケンサーは高値の華でしたからね~~

ChuckChuck2009/04/05 09:01おお、食いつきが良い。私も多分に気になっています。エフェクタのスイッチャぐらいは作れるかも(高くつくけど)。
どのあたりに「ぬる」さを感じますか?>もあさん
もっとも、ほとんどの人が購入しても LOAD-RUNNER になりそうな気はしています。

もあもあ2009/04/06 06:56ゲームがプリインストールされているという点は、どうなんでしょうか?プリインストールされたプログラムで遊ぶだけではないですよね。
ちゃんと4ビットCPUの仕様も公開されて、プログラムを自分で組めるようになるのかしら。

ChuckChuck2009/04/06 13:39なるほど、プログラムを書けるだけの情報をともなったものになっているかどうかをまずは注目するべきですね。

アルゴ算法堂アルゴ算法堂2009/04/06 23:03 もうちょっと、情報が欲しいですね。大容量RAM1kB搭載とか。
LEDが1桁だから4ビット仕様かも?ボードコンピュータだと、アドレスとデータの表示が欲しいですね。

ChuckChuck2009/04/07 07:38うひょー>1KBも積んでいたら大容量ですね。

tokoyatokoya2009/04/07 17:23あれって電子ブロックのFX-マイコンと同じものっぽいですね。
8個のLED、7セグ、キーに付いているラベルまで全く同じです。

ChuckChuck2009/04/08 07:25tokoyaさん、こんにちは。しばしばWEBサイトやブログを読ませていただいております。
なるほど、電子ブロックFXシリーズのマイコンですか。私はFXはまったくいじった事がなくて(EX-181まででした)、考え及びませんでした。有意義な過去の資産の流用です。

アルゴ算法堂アルゴ算法堂2009/04/08 15:49 ということで、FXマイコンを調べてみると、シミュレータを作られた方がいらっしゃいますね。http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se289783.html?ds
これのヘルプファイルの中に、仕様が載っていました。
プログラムメモリ80B。データメモリ16B。レジスタ8本。
4ビットなので命令の種類は16種類。うち、e は拡張コードで主に周辺を動かすコードになっているようです。
PIC以上に変わったつくりになっているようです。

アルゴ算法堂アルゴ算法堂2009/04/08 15:57 上の、単位が違っていました! バイトでなく、ニブルですね(4ビットだから)。
そそっかしくて、ごめんなさい。

tokoyatokoya2009/04/09 10:42FXマイコンのシミュレータなんてものがあったんですね。大人の科学の奴にも使えるのかな。
ニブルという言葉は久しぶりに聞きました。
聞くまでそんな単語があったことすら忘れていましたよ(笑)。

ChuckChuck2009/04/09 11:58近隣ではnibbleは常用語です。うーむ、その制約は、それはそれで楽しそうですね。

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