電音の工場ブログ

当ブログは…

自作エフェクターシンセサイザ製作のネタや開発覚え書きなど、筆者の電音活動を記録しています。お探しの記事が見つからない方は、検索カテゴリ一覧をご利用ください。

スパマーが来訪すると、ときどきコメントをはてなユーザのみに絞ったり開放したりすることがあります。

2013-01-11

「パルスパターンジェネレータ」 その3(完)

| 「パルスパターンジェネレータ」 その3(完) - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「パルスパターンジェネレータ」 その3(完) - 電音の工場ブログ 「パルスパターンジェネレータ」 その3(完) - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』のパルスパターンジェネレータを作る企て。その2を書いてから1年近く間が抜けて、写真撮影もまばらであったが、いきなり勢いがついて完成した。

f:id:Chuck:20120118051038j:image:W160 f:id:Chuck:20120118051040j:image:W160 こんな基板状態だったが、組み立てて、さらにもう1枚コントローラ基板を組み立てて、
http://pbs.twimg.com/media/A_brqnxCEAA1nWm.jpg ケース内シャーシ作って、ケース加工して、コネクタ取り付けていきなり機能完成。
http://pbs.twimg.com/media/BAjsj2GCYAA4d96.jpg ケースに開けたコントローラ周りのアルミ穴がちょっと間抜けだったので、100円ショップで買ってきたPP板をカッターで切って、
http://pbs.twimg.com/media/BApzouCCcAAB9BI.jpg 貼り付けてみた。パルスパターンジェネレータPPG に ポリプロピレンPP板、ってね。

あとはテプラというかP-touchしないといけないです。

苦労したところは、74AC540 を置いてある店がほとんどなかったこと。秋葉原観測範囲では若松通商で見つけた。74AC541なら鈴商にもあったのだけどね。まぁ直前で反転して74AC541を使うのでも問題無いだろうということで541を使った。ちょうどNOTが数回路余っていたのですよ。

ということで、出力段は、オリジナル記事では74AC540を4回路パラレルであるところを、反転してから74AC541で出力に200Ωシリーズにしたものを4回路パラレル、としてある。出力インピーダンス50Ωですね。600Ωの試験をするときはインピーダンス変換する必要があります。あ、50Ωの並列終端器作らなくちゃ。

なお、クロック系統出力とパルスパターン系統出力の位相差は800psecだった。NOTで余分な反転をしたせいもあるのだろうけど、もともとこのふたつは位相が管理されているわけでもないので、気にしない事にした。どうせ回路の応答を調べる試験をするときは、μsec とか msec のオーダーの信号を使うだろうから…

そういえば以前リズム音源試験用にパルスジェネレータ*1を検討して作りかけていることを思い出した。あれも最後まで組み立ててやらなくちゃ…


足跡

他に見つけた本多本パルスパターンジェネレータ製作記事

おまけ

アルミ板を切って曲げてケース内固定台を作る過程を公開。

スチールの板で挟んでちょいとカッターナイフで傷つけて折ったり伸ばしたりして切断している。曲げるのも挟んでカッターしてぐいと曲げる。

http://pbs.twimg.com/media/A-sAnjOCQAAIR8-.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sBOhyCcAAgH3W.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sDdRNCMAA6qj-.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sDlYRCUAAfxcR.jpg

http://pbs.twimg.com/media/A-sD64HCUAAE3R7.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sEJ-uCUAAsSqE.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sETE0CUAA7q4E.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sEb83CUAAoalz.jpg

http://pbs.twimg.com/media/A-sEx8KCcAAfiP2.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sFuCQCIAAy5ne.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sGd6aCcAEIIlF.jpg http://pbs.twimg.com/media/A-sG3VWCcAAVKyu.jpg

挟むのはもちろん万力でも良いです。万力だとふたつあるとすごく便利ね。

以前はワークテーブルに双頭万力を付けっぱなしにしていたのだけど、今はワークテーブルは処分してしまった。また双頭万力できるように加工のための台を作ろうかなと考え中 → 参考リンク: 私的画像館・プチDIY写真館・丸い穴がキュートなキャスター付き工具ボックス


おまけ2―本多本工作

交流標準信号発生器の足跡
  1. 交流標準信号発生器」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  2. 交流標準信号発生器」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  3. 交流標準信号発生器」 その3 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  4. 交流標準信号発生器」 その4 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  5. 交流標準信号発生器」 その5 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  6. 交流標準信号発生器」 その6 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  7. 交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  8. 交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
パルスパターンジェネレータの足跡
  1. 「パルスパターンジェネレータ」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  2. 「パルスパターンジェネレータ」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  3. 「パルスパターンジェネレータ」 その3(完) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ

*1:パルス幅とパルス間隔を指定する。マイコン利用

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20130111

2012-11-16

電子電圧計アダプタ

| 電子電圧計アダプタ - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 電子電圧計アダプタ - 電音の工場ブログ 電子電圧計アダプタ - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

これまで発振器の類はいくつか作ってきたが、それを測定する術はオシロかデジタルマルチメータだった。デジタルマルチメータは三和のPC5000を使用しているので、確度もそれなりだし True R.M.S. だというので交流も測定できる。仮に振幅が時変の信号であってもPC5000では円弧状液晶表示でアナログメータ的な使い方にも考慮されている。

そのようなツールを持ちながら、やはり「電子電圧計」「ACミリボルトメータ」(ただし針式)に対するあこがれがあって、しかしホイホイと買えるだけの金銭的余裕がなかったため*1にこれを作ることにした。

ぺるけさんのサイトで秋月で1200円のテスタのAC10Vレンジに適用する電子電圧計アダプタの記事があったのでこれをそのまんまコピーさせていただいた。

f:id:Chuck:20121114205534j:image http://pbs.twimg.com/media/A6UZLm1CEAEW3Am.jpg http://pbs.twimg.com/media/A4F0kHqCUAAaXRZ.jpg

交流標準信号発生器をソースにPC5000と指示値を合わせながら調整した。

ちょっと前に「ミキサ作りたい」的なことを言っていたが、マイクレベル/ラインレベル/0dBu/+4dBu といった信号強度を体感的に確認できる針式の測定器無しで取り組むのは無謀であったと理解した。ボコーダの製作においてもマイクアンプ、楽器アンプ、BPFやサミング後のレベル感を知る上で大活躍だった。音声のBPF出力をLEDでスペクトラム・アナライザ表示しているが、本電子電圧計で値を測り、LM3915(対数形式LEDレベルメータドライバ)のレベル設置にかかる固定抵抗の設計値を一発で決めることができた。

AF工作をする上では必携だと思う。


参考リンク

参考リンク追加

*1:38000円とか78000円とかするようです。しかもどんどんと製造完了になっていく…

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20121116

2012-01-31だいたい1月のリファラ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

睦月の製作

交流標準信号発生器
完成しました。周波数カウンタができたら再調整の予定。
周波数カウンタ
入力プリで頓挫。CPLDの実験中。
パルスパターンジェネレータ
基板3枚が組みあがったのでシャーシ加工に進もうかなという段階。
AFレベルメータ
AD8307の基礎実験中。
新作
試作を開始。部品を買ったので基板を増産するかな。
Reverse DI
部品を買ってきた。まずはケースの加工からかな。
トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20120131

2012-01-23

AFレベルメータ その1

| AFレベルメータ その1 - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - AFレベルメータ その1 - 電音の工場ブログ AFレベルメータ その1 - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

AD8307をゲットしたので製作開始。

データシートの低周波用の定数を参考に、しかし手持ち部品が不十分であったけれども、いちおうなんとかとりあえず組み上げたところで写真を撮ったら電源デカップリングのところの抵抗値を間違えていた。10Ωを2本手に取ったつもりが、なぜか11kΩ 2本だった。これじゃ電源電圧が足りなくてAD8307が動かないね。

そのあたりを直して、交流標準信号発生器から1kHzを突っ込んでレベルを変えて、出力値をテスタで確認するとレベルに応じて値が触れるようだ。触れるんだけど、仕様書にあった 25mV/dB って感じじゃあない。出力にバッファを入れてやらないとだめなのかな?

最終的にはレベルをマイコンでLCD表示させるところまで持っていく予定。

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20120123

2012-01-19

「パルスパターンジェネレータ」 その1

| 「パルスパターンジェネレータ」 その1 - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「パルスパターンジェネレータ」 その1 - 電音の工場ブログ 「パルスパターンジェネレータ」 その1 - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

交流標準信号発生器を作り終わったあとの手慰みハンダセラピーというわけではないけれども本多本(絶版だったがPDF版として復刻)の勢いでパルスパターンジェネレータを組立て始めた。

水晶発振子を74HCU04を発振させて分周したものを選択して8bitパターンを生成したものを出力する。2パターン出力。パターン周期は100ナノ秒オーダーから数秒まで幅広い。

基板は3枚構成。

  1. 発振部・分周部基板
  2. 電源部・パターン生成部・出力ドライバ部基板
  3. 操作パネル基板

さらさらと1枚目を組み立て。原書に倣って主な配線は部品面で。

f:id:Chuck:20120118051038j:image 発振部・分周部基板

幾つかの間違いの修正の後、ロジック的には仕様通り動くようになったようだ。

波形はどうか。74HC、74ACなロジックデバイスで作っている本機だが、使用局面はアナログ信号源である。アンプのステップ応答を見る、とかね。

そこで波形観測は難しいということを知った。最高周波数20MHzだがオシロプローブのGNDリード長がアンテナになるの洗礼を受ける。我が家のオシロスコープはアナログのが50MHz、デジタルのが60MHzなので20MHzの方形波を綺麗に見ることができないこともしっかり確認できた。200MHz 4chな中堅機が欲しいなぁ…500MHzのも借りてきて見てみるかな。おーい、プローブどこー?

そんなこんなで作業中です。2枚目は以下。

f:id:Chuck:20120118051040j:image 電源部・パターン生成部・出力ドライバ部基板

3枚目は切り出し済み、全体を固定するアルミ板とケースの準備もできているけど、金属加工はなかなか手が動かないなー。他の製作物も見越して今度まとめて作業しようかしら。

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20120119

2012-01-18

交流標準信号発生器」 その8(完)

| 「交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ 「交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』の、あるいはトラ技1999年6月号-7月号の「交流標準信号発生器の設計と製作」を作ろうという企て。

発振問題で足踏みしていたけれど(それなりに一応?)解決して、電圧のオフセットを取ったりといった調整を経て完成しました。

f:id:Chuck:20120118051039j:image

ただ発振周波数が正確に1kHzとは言いがたい。オシロやテスタの周波数計測機能では1000Hzに若干満たない感じ。うちのアナログオシロだと1kHzと999.999Hzを行ったり来たり。テスタだと1kHzと999.98Hzを行ったり来たり。そういうわけでいつか周波数カウンタを作らなくてはならない。12.8MHzのTCXOがあるのでその確度を神様にして!(ルビジウム発振器とは言わない)

ところで本作で参照した『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』は絶版本だったが、出版社からPDF版が出ることになったというツイートを見た。興味のある方はいかがでしょうか?


交流標準信号発生器の構成
  • 信号発生部
    1. 分周1kHz生成部
    2. LPF1
    3. LPF2
    4. LPF3
    5. 直線検波部、誤差検出部
  • 出力レベル切替部
    • 0dB/-30dB/-60dB のアッテネータ
    • バッファ
    • +10dB/0dB/-10dB のアンプ

大きい全回路図

交流標準信号発生器の出力レンジ
番号レンジ表示ATT量ゲイン出力
1 10V 0dB +10dB 20dBV
2 3.16V 0dB 0dB 10dBV
3 1V 0dB -10dB 0dBV
4 316mV -30dB +10dB -10dBV
5 100mV -30dB 0dB -20dBV
6 31.6mV -30dB -10dB -30dBV
7 10mV -60dB +10dB -40dBV
8 3.16mV -60dB 0dB -50dBV
9 1mV -60dB -10dB -60dBV
交流標準信号発生器の足跡
  1. 交流標準信号発生器」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  2. 交流標準信号発生器」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  3. 交流標準信号発生器」 その3 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  4. 交流標準信号発生器」 その4 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  5. 交流標準信号発生器」 その5 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  6. 交流標準信号発生器」 その6 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  7. 交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  8. 交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ

2012-01-13

ここんとこ

| ここんとこ - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - ここんとこ - 電音の工場ブログ ここんとこ - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

ここのところ最近は、「交流標準信号発生器」の発振周波数(1kHz)を校正したいというモチベーションで、周波数カウンタを作ろうと考えて、まずはプリアンプからということで作っていて、どうにも100MHzの帯域のアンプを作るのは難しいなぁという検討を重ねていますが、もうかれこれ1週間以上アンプを作ったり壊したり定数変えたり信号源繋いだりオシロの波形が汚くて悩んだり、スペアナの使い方を勉強しなおしたりしています。本来の目的に対してはどうやらオーバースペックなので(目的は1kHz・目標は1mHz確度)出来高20MHzぐらいでいいことにして検討をやめないと、アンプだけで何年も掛かりそうな気がしてきて、もっと技術が身についたら差し替えるつもりで見切りました。変なチャレンジはしないで先に進めます。それにしたってCPLDやらマイコンやらやることはあるわけで… ていうかこのまま続けたら高周波に行ってしまうような危惧もあって。

こんなことでは今年のアナログシンセビルダーズサミット出展も測定器になってしまって、昨年みたいにマニア以外は引いてしまうこと請け合いという状況を打破するにはどうしたら良いかと考えるに、そういえば、ここ数年のアナログシンセビルダーズサミットへの私の展示を振り返ったときに、バラックとコンクリートが交番していたことに気がついたので、じゃあ本シンセ年度はコンクリート品だなと思い至ったときにハタ、そうだアレを作ろうと心が決まりました。ちょうどブームだし。いやもうそろそろこのブームも終わりかもしれないが乗るなら今年だろうと。作るとそれなりの規模(とはいえ今回マイコンは10個も50個も使いません)になりそうなのでそろそろ企画構想をしっかり練って、進捗管理を回さないと10月11月までにできない感じなので、締めて行こうと考えた次第。企画構想判定会議(脳内)で承認(脳内)されたら実験回路の試作に入り、そのあたりからこの件に関してはログっていくことになるのではないかと思います。

仕掛り測定器プロジェクトもあるし、いくつかをパラって進めていくスキームも身につけないといけませんな。

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20120113

2012-01-05

新年明けましておめでとうございます

| 新年明けましておめでとうございます - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新年明けましておめでとうございます - 電音の工場ブログ 新年明けましておめでとうございます - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

今年もよろしくお願いします。って、生きていたのか・去年はほとんど書いていなかったじゃないか、というご批判は多々あるだろうなと思うわけですが、確かに去年は某所のパクリを糾弾するコメントをいただいて第三者ながらそれに反応しようとかなり長文記事を書いていたのだけれどお蔵入りにするぐらい地震のあと元気が無くなって、さらに新年度になったらいろいろと環境が変化していたりして勢いを失っていたのは紛れもない事実。

しかし何もやっていなかったわけじゃあない。

震源から遠く離れた我が家でも食器は落ちまくって割れる、ラックシンセは滑って転がる、奥行きを考えず積んだ書籍は降って落ちていたのを見て、住まいでのモノ減らし・本減らしを行なっていた。本はスキャンしてデータ化するとかですね。勢いで文房具系にハマっていたり、いわゆる電子書籍リーダー(Sony Reader)を買って技術書を放り込んでいたり…

2011年5月の記事一覧 - Chuck’s Log

2011年6月の記事一覧 - Chuck’s Log

2011年7月の記事一覧 - Chuck’s Log

2011年8月の記事一覧 - Chuck’s Log

スキャナを置くための木工まで…


そのうちに世の中が節電ムードになったりしたものだから、流行りに乗ってそっち方面の電子工作に走ったりですね。

2011年5月のChuckの電子工作 - Ecraftsグループ

文房具と電子工作がミートするとこうなるんですな。


盛大に回り道をしたせいで、電音的電子工作が上向いてきた時にはすでに遅しアナログシンセビルダーズサミットの直前であった。しかも「ミキサーを作る!」という意気込みはその壮大なる妄想アーキテクチャとは対照的に縮退していて、ミキサーを作るためには信号レベルを知らなくてはならない、絶対レベルの出せる発振器を作るべき、と目的が入れ替わっていた。


発振器はデジタル制御ということにして、そのコントローラをArduinoでやると決めたところまでは良かったのだけど…

いつのまにか発振器と直接関係のないものを作り始めていた。Arduinoは手段と目的を入れ替えさせるだけの何かがあるよね…

発振器には電源が必要だよね。ちょうど地震でボコボコになってパーツ取りした電源関連部品がいっぱいあってね…

こんなに要らないんだよ、5Vと±12Vさえあれば済むんだよ、何やってんだよ、自分。

そんなこんなで試作バラックをサミットに出した。

f:id:Chuck:20111120214404j:image

だがしかし、なんか15kHzを超えるといやーんな音に。位相アキュームレータが悪いのか、8bit PWMが悪いのか。発振部を差し替えてみるかねー、モジュール構成にしておいて良かったなー。

でもその前に…

トラ技に載っていた奴を作りたいなぁ。測定器の製作本、重厚系回路(ただしアマチュアでもできる規模)。サミット後、約1ヶ月かけてできました。

交流標準信号発生器でブログを検索


測定器楽しいよ測定器。その本にあったパルスパターンジェネレータも作ろう。クロックジェネレータも作ろう。んで前者の組み立てから。

時間方向の調整をもう少し高確度でやりたくなってきた。周波数カウンタ作るよ!

まずはCPLDとその環境に慣れるべく…

死蔵させていたFPGAのボードやスターターキットも出してきたよ!

そうそう、周波数カウンタをやるならプリアンプの実験もしなくちゃ。

うわー、オシロが帯域50MHzじゃ見たいところが見られねー。



正月にお会いした大塚センセには「悪い兆候が見られる」と言われたけれど、いつの日かミキサーそしてアナログシンセ、ひいてはギターシンセエフェクタに戻ってくる日が来ると信じて脱線・脱輪は続く…

どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。twitterだけじゃなくてブログにも書くようにします。

トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20120105

2011-12-3112月のリファラ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

師走の製作

  • 交流標準信号発生器を作っていました
トラックバック - http://emusic.g.hatena.ne.jp/Chuck/20111231

2011-12-19

交流標準信号発生器」 その7

| 「交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ 「交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ のブックマークコメント

本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』の、あるいはトラ技1999年6月号-7月号の「交流標準信号発生器の設計と製作」を作ろうという企て。

発振問題と戦い中。

電源の改修でいい線に行った交流標準信号発生器。しかし…

そして果たして、スパイク状にバーストな発振は綺麗サッパリなくなった。

(中略)

わーい、わーい、と嬉々として出力をいろいろ見ていると、とあるレンジでまだ発振がいる。7番目の10mVのレンジに乗っていて、オシロでは正弦波の輝線が二重に見えていた。

これは、もしや… 

(続く)

回路図を描いてみた。

f:id:Chuck:20111219043031p:image 全回路図 大きい図面

問題は出力レベル切替部。この部分は、

  • 0dB/-30dB/-60dB のアッテネータ
  • バッファ
  • +10dB/0dB/-10dB のアンプ

の3段構成になっている。組み合わせは9通り(後記)。

アッテネータ後 -30dB/-60dB のところでスパイク状の発振が見えたが、電源を改修してこれは治まった。しかし今度は出力で観測すると7番目のレンジ 10mV出力で発振波が乗っていた。

よく見ると +10dBのアンプ(U8)で発振しているご様子。しかし他のこのアンプを使っているレンジ― -10dBVと20dBV ―の出力では見えてこない量だった。

しかしまー、10mV(-40dBV)はよく使うレンジだと思うので、U8に対策を入れてしまった。帰還に入っている47pFを470pFに変更。もののついでにU9(0dBアンプ)の帰還の47pFにはもう一個47pFをつけておいた。U10(-10dBアンプ)はそのまま。教科書的にはU9とかU10のほうが発振しそうな印象だったのだけれど…

ケーブルへのドライブ能力がレンジごとに違うことになっているような気もしなくはないのだけど、当面はこのままにしておいてもう少し実力がついたらあらためて考えることにしようと思う。

そろそろ一旦ケリを付けて、箱入れせんとす。


交流標準信号発生器の構成
  • 信号発生部
    1. 分周1kHz生成部
    2. LPF1
    3. LPF2
    4. LPF3
    5. 直線検波部、誤差検出部
  • 出力レベル切替部
    • 0dB/-30dB/-60dB のアッテネータ
    • バッファ
    • +10dB/0dB/-10dB のアンプ

大きい全回路図

交流標準信号発生器の出力レンジ
番号レンジATT量ゲイン出力
1 10V 0dB +10dB 20dBV
2 3.16V 0dB 0dB 10dBV
3 1V 0dB -10dB 0dBV
4 316mV -30dB +10dB -10dBV
5 100mV -30dB 0dB -20dBV
6 31.6mV -30dB -10dB -30dBV
7 10mV -60dB +10dB -40dBV
8 3.16mV -60dB 0dB -50dBV
9 1mV -60dB -10dB -60dBV
交流標準信号発生器の足跡
  1. 交流標準信号発生器」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  2. 交流標準信号発生器」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  3. 交流標準信号発生器」 その3 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  4. 交流標準信号発生器」 その4 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  5. 交流標準信号発生器」 その5 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
  6. 交流標準信号発生器」 その6 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ