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2013-01-11
「パルスパターンジェネレータ」 その3(完)
本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』のパルスパターンジェネレータを作る企て。その2を書いてから1年近く間が抜けて、写真撮影もまばらであったが、いきなり勢いがついて完成した。
![]() ![]() | こんな基板状態だったが、組み立てて、さらにもう1枚コントローラ基板を組み立てて、 |
![]() | ケース内シャーシ作って、ケース加工して、コネクタ取り付けていきなり機能完成。 |
![]() | ケースに開けたコントローラ周りのアルミ穴がちょっと間抜けだったので、100円ショップで買ってきたPP板をカッターで切って、 |
![]() | 貼り付けてみた。パルスパターンジェネレータPPG に ポリプロピレンPP板、ってね。 |
あとはテプラというかP-touchしないといけないです。
苦労したところは、74AC540 を置いてある店がほとんどなかったこと。秋葉原観測範囲では若松通商で見つけた。74AC541なら鈴商にもあったのだけどね。まぁ直前で反転して74AC541を使うのでも問題無いだろうということで541を使った。ちょうどNOTが数回路余っていたのですよ。
ということで、出力段は、オリジナル記事では74AC540を4回路パラレルであるところを、反転してから74AC541で出力に200Ωシリーズにしたものを4回路パラレル、としてある。出力インピーダンス50Ωですね。600Ωの試験をするときはインピーダンス変換する必要があります。あ、50Ωの並列終端器作らなくちゃ。
なお、クロック系統出力とパルスパターン系統出力の位相差は800psecだった。NOTで余分な反転をしたせいもあるのだろうけど、もともとこのふたつは位相が管理されているわけでもないので、気にしない事にした。どうせ回路の応答を調べる試験をするときは、μsec とか msec のオーダーの信号を使うだろうから…
そういえば以前リズム音源試験用にパルスジェネレータ*1を検討して作りかけていることを思い出した。あれも最後まで組み立ててやらなくちゃ…
足跡
- 「パルスパターンジェネレータ」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「パルスパターンジェネレータ」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「パルスパターンジェネレータ」 その3(完) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
他に見つけた本多本パルスパターンジェネレータ製作記事
おまけ
アルミ板を切って曲げてケース内固定台を作る過程を公開。
スチールの板で挟んでちょいとカッターナイフで傷つけて折ったり伸ばしたりして切断している。曲げるのも挟んでカッターしてぐいと曲げる。
挟むのはもちろん万力でも良いです。万力だとふたつあるとすごく便利ね。
以前はワークテーブルに双頭万力を付けっぱなしにしていたのだけど、今はワークテーブルは処分してしまった。また双頭万力できるように加工のための台を作ろうかなと考え中 → 参考リンク: 私的画像館・プチDIY写真館・丸い穴がキュートなキャスター付き工具ボックス
おまけ2―本多本工作
交流標準信号発生器の足跡
- 「交流標準信号発生器」 その1 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その2 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その3 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その4 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その5 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その6 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その7 - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ
- 「交流標準信号発生器」 その8(完) - 電音の工場ブログ - E-Musicグループ