電音の工場ブログ

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2005-12-18

回路ブロック写真

チップ部品の世界へようこそ

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足つき部品のデュアルトランジスタがつぎつぎと姿を消していく中、アマチュアの工作としてはチップ部品*1に活路を見い出すというのもひとつのあり方かもしれない。

現行で比較的容易に入手できるチップのデュアルトランジスタとチップのTEMPCO抵抗の回路ブロックを作ってみた。

以前 id:Chuck:20040720#p1 で言及したチップデュアルトランジスタを某所で購入したのである。購入したのは 2N3904(NPN)相当のトランジスタが2個封入されている MBT3904DW1T1 データシート(pdf)。これのパッケージがSC88という0.65mmピッチのものである。

当初このパッケージを利用するには自分でプリント基板をおこすか、サンハヤトのシール変換基板を使うか(id:Chuck:20050424#p1)といった選択肢であったが、id:Chuck:20051102#p1 で言及したようにAitem Labからチップトランジスタにも使えそうなピッチ変換基板が発表されたのを受け、これを購入した。購入したのは SOP6-P65 6ピンの0.65mmピッチ対応のもの。同時にオプションのポストも購入した。これが重要。

Aitem Lab の SOP6-P65 は、オモテ面に6ピンのトランジスタをマウントするが、ウラ面にはチップパスコンのマウントが可能になっている。おまけにそのパスコンを6ピンのどことどこをバイパスできるのか選べるのである。オプションのポストとウラ面のパターンをうまくブリッジすることで、これを実現している。

このパスコンのところに温度補償抵抗(TEMPCO抵抗)をのせることにした。

チップTEMPCO抵抗は、松下のもの*2を見つけて買った。ERA-S33J102V とかいう型番のやつが +3300ppm な 1kΩのTEMPCOである。チップサイズは 0805ということであるので日本では2012ということであり(http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%C3%A5%D7%A5%D1%A1%BC%A5%C4)、SOP6-P65 のウラ面のチップパスコン用ランドにどんぴしゃり。

おもむろにハンダゴテ(id:Chuck:20050629#p1)を取り出し、コテ先をチップ部品に対応できるものに付け替える。ハンダもほそーい奴が必要だ。その昔趣味で 0.5mmのハンダ付けをしていたので、いくらかストックがあったのを利用する。そしてMBT3904DW1T1 をオモテ面にマウントする。さらにERA-S33J102Vをウラ面に。その上でポストを立てて、スルーホールにハンダ付けし、なおかつデュアルトランジスタのベース-ベース間、すなわちPin2, Pin5にチップTEMPCOが来るようにパスコン面のパターンとポストをショートする。


以上で完成。一応テスターであたっておく。いやー、目が疲れた。何個も作るときはルーペの導入が必要かなぁ…

さて、この回路ブロック(デュアルトランジスタ+TEMPCO抵抗)を使って何を作ったか、というのは、明日へ続く。

ちなみに

MBT3904DW1T1 は10個で240円ぐらい、ERA-S33J102V は10個で650円ぐらいである。お買い得でしょう?

追記

写真を掲載した。

*1:ここで言うチップ部品は表面実装部品の意。

*2:きっとKOAとかでもあるよね?